やりたいのに、できなかったあの頃
子どもが小さかった頃、「今これがやりたい!」と思っても、なかなか動けないことが多かったように思います。
育児や家のことで1日が終わってしまい、自分のことはいつも後回し。
それでもどこかで、「いつかできるタイミングがくるかもしれない」と思っていて、そのときに思いきり動けるように、できる範囲で少しずつ準備をしていました。
今では子どもたちも成長して、自分の時間が少しずつ持てるようになってきました。
子育ての中で、自然と身についた力

そんな今、ふと振り返ってみると――
子育ての毎日の中で、自然と身についていた力があることに気づきます。
たとえば、スケジュール管理力。
子どもの予定、家族の予定、自分の予定……それぞれを把握して、うまく調整しながら動くことが、日常になっていました。
それから、同時進行力。
ごはんを作りながらプリントを確認したり、洗濯を回しながら宿題を見たり。気づけば、「いくつものことを同時に進める力」も自然と身についていたように思います。
世の中のお母さんって、きっとみんなそうですよね。
そして、隙間時間を活かす力。
小さな時間を拾い集めるうちに、それを活かす術が自然と身についていました。短い時間でも、「今できることをやる」意識が少しずつ積み重なっていた気がします。
そして何より、「まずやってみる」気持ち。
正直、不安もあるし、うまくいくかわからない。でも、「やらないと始まらない」っていうのは、子育て中にもよく感じていたことでした。
今、ようやく気づけたこと
少し時間に余裕ができて、あの頃の積み重ねが今に活きていることを、ふと実感する瞬間が増えました。
これからも、そんな時間を重ねていけたらいいなと思います。
その時間が、これからの私をゆっくり育ててくれるような気がしています。